英語で日記をつけようとノートを買ったのに、2行目で手が止まり、3日で開かなくなった。 続かないのは最初から長く正しく書こうとするからで、続けても伸びないのは書いたまま直さないからです。 このページでは、毎晩3行だけ英語で書き、書けない語は日本語のまま残して後で調べ、直った表現を翌日の日記で1つ使うやり方を勧めます。
ひとことで
英語日記は、その日の出来事と気持ちを、英語で短く書く方法です。 英語学習の本の多くが、相手がいなくても1人でできる書く練習として勧めています。
勧めるのは、書いて終わりにせず、直った表現を次の日に使うところまでを1回の日記とするやり方です。 書くだけの日記は同じ文のくり返しになりやすいと、複数の本が注意しているためです。
なぜ効くか
自分のことを書くので、話すときに使う文がそのまま練習になり、書けない所が分かるので、足りない表現がはっきりするからです。 ただ、直さずに書き続けると、同じ表現と間違いがそのまま残ります。
日記に書く文は、会話で自分が話す文と同じになる
英会話で話すことの多くは、何をしたか、どう思ったかという自分の話です。 日記の主語はほとんどが I なので、書いた文がそのまま、会話で自分を語るときの文になります。 参考書の例文を覚えるのと違い、自分が本当に言いたいことを英語にする練習になります。
読めるのに書けない所が、日記を書くと見つかる
中学で習った単語でも、読めば分かるのに、自分で書こうとすると出てこないことがあります。 英語学習の本の多くは、読む・聞くだけでは足りず、自分で英文を作って使う機会が要ると説明しています。 日記は、その機会を毎日1人で作れる方法です。
書けなかった語を集めると、自分に足りない表現の一覧になります。
書いたまま直さないと、同じ文と間違いが残る
自分だけで書いていると、知っている表現の中で書くので、毎日似た文になります。 間違った文も、直されないまま何度も書くと、その形で身についてしまいます。
だから書いた日記は調べて直し、直った表現を翌日の日記で自分でもう一度使います。 書いて直してまた使うことをくり返すと、使える表現と文法が少しずつ積み上がっていきます。
やり方
このページが勧めるのは、毎晩決まった時に3行だけ英語で書き、書き終えてから直し、直った表現を翌日に使う流れです。
- 夜、毎日必ずする行動の後に、日記を開く。 歯みがきや入浴のように毎晩する行動の後と決めます。書く所は小さなノート1冊か、スマホのメモです。
- その日の出来事と、そのときの気持ちを、英語で3行書く。 1行目に出来事、2行目に気持ち、3行目にその理由か明日することを書きます。中学で習った単語と文法で構いません。
- 書けない語は日本語のまま書いて、先へ進む。 途中では辞書を引かず、3行を書き切ることを先にします。
- 書き終えてから日本語の所を調べ、全体を直してもらう。 辞書で調べた後、対話型AIか、英語のできる人に見てもらいます。
- 直った表現を1つだけ選び、日記の下にメモする。 翌日の日記で、その表現を1回使います。
量は3行にする。毎日書けて、出来事と気持ちの両方が入る
本によって勧める量は、1行から1ページまで幅があります。 このページでは3行を勧めます。 疲れた夜でも書ける短さで、出来事と気持ちの両方が入るからです。
慣れて書きたいことが増えてきたら、行を増やして構いません。
図書館に行った日なら、3行はこう書いて、こう直す
図書館で勉強した日なら、1行目は I went to the library. です。 2行目に「静かでよかった」と書きたいのに「静か」が出てこなければ、日本語のまま残して3行目の I will go again tomorrow. まで書き切ります。
書き終えてから調べると「静か」は quiet で、2行目は It was quiet and nice. になります。 quiet を日記の下にメモしておき、翌日に I studied in a quiet room. のように、もう一度使います。
辞書は書いている途中で引かず、書き終えてから引く
1語ごとに辞書を引くと、1文に何分もかかり、3行を書き切る前に疲れてしまいます。 そこで、書けない語は日本語やローマ字で残し、書き終えてから調べます。 書き切ることを先にするのは、手が止まる夜が続くと、日記そのものを開かなくなるからです。
直してもらうときは「間違いを直して」と「自然な言い方は」の2つを聞く
自分で書いた英文は、正しいかどうかを自分では判断しにくいものです。 添削を頼める人が近くにいないときは、ChatGPT などの対話型AIに書いた英文を貼り付けて直してもらう方法を、複数の本が紹介しています。 すぐに返ってきて、何度聞いても相手に気をつかわずに済むからです。
頼むときは、文法の間違いを直してもらうことと、もっと自然な言い方を教えてもらうことの2つを聞きます。 ただ、AIの直しにも誤りや見落としがあります。 直った理由が分からない所は理由も尋ね、ときどきは英語の先生など人にも見てもらいます。
うまくいかないとき
書くことが浮かばないときは、食べた物か行った所を1つ書く
特別な出来事がない日でも、昼に食べた物、行った所、見た番組なら書けます。 それでも浮かばない日は、AIに英語日記のお題をいくつか出してもらい、その中から1つ選びます。
英語が1文も出てこないときは、日本語で3行書いてから英語にする
いきなり英語で書くのが難しければ、先に日本語で3行書いてから英語に直します。 そのとき日本語を1語ずつ訳さず、中学で習った語で言える意味に言い換えます。 「心が洗われた」なら I felt better. くらいで十分に伝わります。
毎日同じ文ばかりになるときは、別の言い方を1つもらう
同じ表現が続くのは、知っている表現だけで書いているからです。 直してもらうときに同じ意味の別の言い方を尋ね、出てきた表現を翌日に使います。 書きたいテーマが決まっている日は、そのテーマでよく使う表現を先に聞いてから書く方法もあります。
続かないときは、1行で済ませる日を作り、誰かに見てもらう
疲れた夜は、3行でなく Busy day. のような1行だけでも書いて、書かない日を作らないようにします。 1人で続かないときは、英語を学ぶ仲間や先生に日記を見せて、反応をもらうと続けやすくなります。 SNS などに公開する場合は、他人が読んでも困らない内容にし、名前や住んでいる所は書きません。
よくある失敗
- 最初から1ページ書こうとする。3日で止まりやすいので、3行か1行から始めます。
- 1語ごとに辞書を引いて、1文に何分もかける。書けない語は日本語で残し、書き終えてから調べます。
- 書きっぱなしにする。間違った文をくり返し書くと、その形で身についてしまいます。
- 自分で書く前に、AIに英文を作ってもらう。自分で文を組み立てる練習が抜け落ちます。
- 間違いを怖がって、知っている文だけで済ませる。公開しない日記なら、間違えて困る人はいません。間違えた所を直してもらうたびに、使える表現が1つずつ増えます。
関連する方法と悩み
- 音読:直った日記の英文を声に出して読み、話すときに口から出るようにする。
- アクティブリコール:覚えたことを、見ずに思い出す練習。前の日にメモした表現を、見ずに思い出して使う。
- 習慣化できないとき:毎日する行動の後に5分、という続け方の決め方。
- 勉強のやる気が出ないとき:書く気になれない夜は、やる気を待たずにノートを開いて1行だけ書く。